「もう若くない私が、今からやり直せるのかな」
仕事や家庭でつまずいたとき、昔の自分と比べて、自信をなくしてしまうことがあります。
『ロマンスは別冊付録』は、離婚と長いキャリアの空白を抱えた年上女性ダニを、イ・ジョンソク演じる年下男子ウノが丸ごと受け止め、もう一度歩き出そうとする彼女を応援する物語です。
私にとってこのドラマは、見終わったあとに心が明るく元気になる、爽快な一本。落ち込んだときに見返すと、「私も、もう一度がんばってみようかな」と思わせてくれる、不思議な力があります。
ただ甘いだけの年下男子ロマンスではありません。ダニが恥ずかしくて隠していた現実も、失敗した過去も、ウノは知ったあとで態度を変えない。その優しさに、大人になった今だからこそ救われました。
『ロマンスは別冊付録』は、年下男子との胸キュンだけでなく、離婚やキャリアの空白から人生を立て直す女性の姿に元気をもらえるドラマです。
ウノはダニを「かわいそうな女性」として救うのではなく、彼女が本来持っている力を信じて応援します。
仕事や人生に少し疲れたとき、「私も次のページから始めていい」と思わせてくれる、優しくて後味のいい名作です。
『ロマンスは別冊付録』はどんなドラマ?
・放送:2019年(韓国tvN)/全16話
・キャスト:イ・ナヨン(カン・ダニ役)、イ・ジョンソク(チャ・ウノ役)、ウィ・ハジュン(チ・ソジュン役)
・ジャンル:大人のお仕事ラブコメディ
・舞台:出版社「ギョル」/本を愛する人々の物語
監督は『愛の不時着』のイ・ジョンヒョ。出版社を舞台に、本を作る人たちの情熱と、大人の恋がやわらかく描かれます。
『ロマンスは別冊付録』は、イ・ジョンソクにとって兵役に入る前、最後に出演したドラマです。入隊を目前にして選んだのは、激しいサスペンスやファンタジーではなく、見ている人の心を温める優しいラブコメでした。
完璧な編集長としてのかっこよさと、好きな女性の前で見せる年下男子のかわいらしさ。その両方をたっぷり残してくれたという意味でも、ファンにとって特別な一本です。
あらすじ(ネタバレなし)
かつては広告業界で活躍した優秀なコピーライター、カン・ダニ(イ・ナヨン)。結婚と出産を機に仕事を離れ、家庭を支えてきましたが、離婚をきっかけに人生が一変。再就職しようにも「高スペックすぎる」と敬遠され、ついには住む場所まで失ってしまいます。
そんなダニが転がり込んだのが、幼なじみで弟のような存在、チャ・ウノ(イ・ジョンソク)の家。ウノは若くして出版社の最年少編集長になった天才作家で、”文壇のアイドル”と呼ばれる人気者。そして実は、ダニのことをずっと想い続けてきた初恋の相手でもありました。
期間限定の同居、そして同じ職場の上司と部下という関係。近くで過ごすうちに、ダニもまた、弟だと思っていたウノを一人の男性として意識しはじめて──。人生をやり直そうとする女性の再出発と、まっすぐな年下男子の恋が、じんわり心に沁みる物語です。
大人女性に刺さる理由|ダニの「知られたくない今」をウノは否定しない
ダニがつらかったのは、離婚や無職になったことだけではなかったのだと思います。
かつては広告業界で認められ、自信を持って働いていた自分。それなのに今は、住む家も仕事もなく、輝かしい経歴まで隠さなければ採用してもらえない。
そんな現在の自分を、昔から自分を知っているウノにだけは見られたくなかったのではないでしょうか。
大人になるほど、「助けて」と言うのは難しくなります。弱っている姿を見せたくない。以前の自分を知る人には、なおさら知られたくない。ダニの恥ずかしさや引け目は、年齢を重ねた女性ほど理解できる感情だと思います。
けれどウノは、ダニの現実を知っても、彼女を見る目を変えません。
離婚していても、仕事を失っていても、今は自信をなくしていても、ウノにとってダニは、ずっと才能があり、尊敬できる、大切な女性のままです。
守ってくれるだけではなく、「ダニならできる」と信じている
ウノの愛が心に残るのは、ダニの代わりにすべてを解決するからではありません。
彼は、ダニが本当は仕事のできる人だと知っています。だから必要なときには支えながらも、彼女が自分の力で立ち上がり、もう一度居場所を作っていくことを信じて待ちます。
「僕がいなければ何もできない」ではなく、「あなたなら、もう一度できる」と信じてくれる。
ただ守られるだけではない、この対等な優しさこそが、『ロマンスは別冊付録』の年下男子ロマンスが大人女性の心に響く理由だと思います。
『ロマンスは別冊付録』が今も愛される見どころ
① 彼女の過去も全部受け止める。ウノの一途さがまぶしい
このドラマの心臓部は、ウノの「受け止める愛」です。
離婚も、無職も、隠したい過去も。ダニが恥ずかしがったり、引け目を感じたりすることを、ウノは決して否定しません。それどころか、彼女がもう一度立ち上がろうとする姿を、そっと、でも全力で応援する。見返りを求めない優しさに、何度も胸があたたかくなりました。
「こんなふうに、まるごと受け止めて応援してくれる人がいたら」──見ながら何度もそう思いました。韓国ドラマの中でも、ウノの一途さは忘れられないほど印象的です。
② 弟から男性へ。あのギャップにやられます
ウノというキャラクターの魅力は、なんといってもギャップです。
仕事場では、若くして編集長を任される、頼れて隙のない大人の男性。それなのに、ダニの前ではふとした瞬間に弟みたいなかわいさがのぞく。この「かっこいい」と「かわいい」の行き来が、本当にずるいんです。
ずっと弟だと思っていた人が、ある日ふいに一人の男性に見えてしまう。あの気持ちの揺れを、イ・ジョンソクとイ・ナヨンが繊細に演じていて、見ているこちらまでドキドキしてしまいます。
③ 見終わったあと、元気になれる。それがこの作品の一番の魅力
このドラマには、韓国ドラマにありがちなドロドロした足の引っ張り合いや、意地悪な策略がほとんどありません。
出版社の仲間たちは、みんな本を愛していて、いい本を世に出したいという純粋な情熱でつながっています。恋のライバルさえ、なぜか憎めない爽やかさ。見ていて安心できるから、心がすり減りません。
そして何より、ダニが少しずつ自分の居場所を見つけ、仕事で認められていく姿がすがすがしい。恋だけじゃなく、「もう一度がんばろう」という前向きさをもらえる。だからこそ、疲れた日にこそ見てほしい作品なんです。
「経歴が途絶えた女性の再出発」というテーマは、実は多くの人の心に刺さる普遍的なもの。結婚や出産、介護でキャリアを一度手放した経験は、決して珍しくありません。このドラマがただ甘いだけで終わらないのは、ダニの「もう一度、自分の居場所を作りたい」という切実さを、丁寧に描いているから。恋の物語であると同時に、”やり直しの物語”でもある。だから、幅広い世代の心に響くのです。
こんな人におすすめ
✅ イ・ジョンソクのかっこいい×かわいいを堪能したい
✅ 後味のいい、優しいラブコメで癒やされたい
✅ ドロドロしない、安心して見られる作品を探している
✅ 「もう一度がんばろう」と前向きな気持ちになりたい
どこで見られる?
『ロマンスは別冊付録』は現在、Netflixで見放題配信中です。
全16話なので、週末にまとめて見るのにもぴったり。イ・ジョンソクの、かっこよくて可愛い”ウノ沼”を、ぜひ味わってみてください。
※2026年7月時点の情報です。配信状況は変更される場合があるため、最新情報は各サービスの公式サイトでご確認ください。
まとめ|疲れた心に、そっと効く。何度でも見返したくなる一本
『ロマンスは別冊付録』は、受け止めてくれる愛、かっこいいと可愛いのギャップ、そして人生をやり直す勇気──そのすべてが、優しい手ざわりで詰まった作品です。
派手な事件は起きません。でも、見終わったあとに残るのは、あたたかい余韻と「私もがんばろう」という小さな元気。私が今でも疲れた日にそっと見返すのは、このドラマがくれる、その優しさのためです。
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